「N 」さんの体験 【前世療法】
鮮明に映像が見え始めた頃、急に体が強張り始め、「もしかしたら、前世に行くことに失敗してしまったのでは?」と不安になりました。しかし、それが私自身が感じていた緊張だとだんだん分かってきました。
2000年以上も前の私は、砂漠の国の末息子の王子でした。力を誇示し、母親や兄を亡くしたことよりも自分の地位を守ることを大切にした父。そんな、王がどれだけ寂しい人だったのか・・・家族に愛されることなく、孤独だと感じていた自分に誰よりも愛情が注がれていたのか・・・王子がその命を終わらせ、父親に会うまで気が付かなかったこと。
王子が私に「しっかりと家族と話しをして、例えその時にぶつかり合って辛くても、それが大事」だと、家族と対話しぶつかり合うことを怖がっていた私に教えてくれました。そして、愛されることなどなく自分を否定してきた私に、誰よりも大切な存在がいたことが分かりました。
今
まで恋愛もしたことのなかった私は、「人を愛することなんてできるのか?私にはその資格もないのではないだろうか」と思っていましたが自分を愛し、自分も愛することができる人がいることを知りました。いままで、怖かったものが全て消えたわけではないけれど、とても軽くなりました。
セッションが終わった後、とても気分がすっきりとしました。まるで、思いっきりないて、全てを出してしまったようなかんじでした。王子が幸せだったこと。王子が後悔したこと。彼は私に教えてくれました。
彼が幸せだったことは、私が今不安でしょうがないことも乗り越えて行けると。彼が後悔したことは、私に同じ後悔をしないようにと。人を思いやること、時にはわがままになること。たくさんのことを感じ、教えてもらいました。私も、前を向いて進んで生きたいです。