「K」さんの体験

金のうさぎセラピールームで、前回、前世退行のセッションを受けました。
そこでは、今回の人生の使命や、なぜ、このような困難な人生を自分で選んだのかなどについてのメッセージを受けました。そのおかげで、ほとんど生きていく気力がなかった自分が、見違えるように生き生きし、世界がまったく違って見えるようになったことに驚きました。

そこで、転職という決断。長年勤めていた会社を辞め、以前やっていたフリーの仕事に戻る決意をしました。ところが、やはり、「この選択でいいのだろうか」という迷いがありました。そこで、もう一段、自分を引き上げたい。何か、自分を押し留めているものがあるのなら、それを浄化したいと思い、再度、金のうさぎを訪ねました。

すると、中野さんのカウンセリングを受けているうちに、「胎児期に行ってみませんか?」ということになりました。実は、私は、母が病気をしていたために、一度、堕胎されているのです。それなのに、どういうわけか、お腹の中に残っていて、こうして生まれてきてしまったという特異な誕生の仕方をしていました。「よほど生まれてくる理由があったのでしょうから、生まれる前の状態に戻ることで、もう一度、今回の人生の目的をはっきりさせることができるかもしれませんよ」と中野さんに言われて、納得。そこで、今回は、胎児期に戻ることにしました。

最初に見えたのは、病院の廊下にひとりで座っている母の姿でした。不安げな母。そのうち、病室に呼ばれて入って行く姿が見え、次に私は暗いお腹のなかにいました。すると、急に前方の小さな穴から冷たい風が吹き付けて、なにか、大きな鈎針のようなものが入ってきました。ものすごく、いやな感じです。鈎針がバリバリと音を立ててお腹の壁を削っていきます。血が大量に流れていきます。「いやだ、いやだ、いやだ」私は必死に奥へ奥へと逃げ込んで、鈎針に引っ掛けられないように身を小さく硬くしていました。私は絶対に出て行かないつもりでした。お母さんは痛そうです。私は恐怖におびえながら、すべてが終わるまでじっとしていました。

しばらくして、すべてが終わりました。母はほっとしています。でも、私は悲しい気持ちでした。「どうして、こんなことしたの?お母さん、病気だからしょうがないけど、でも、ちゃんと私を産んでね」と母に向かって祈りました。その後、私は母のお腹のなかでどんどん大きくなっていきました。母は、堕胎したはずの私が大きくなっているので最初は驚いていましたが、産むと決めてからは肝がすわり、最後までがんばってくれました。父は、とにかく心配していました。鈎針で掻き出したのですから、五体満足で生まれてくるかどうか、心配だったのです。と、同時にうれしそうでもありました。女の子の名前ばかり考えていました。

そして、出産。周りの壁が収縮し、頭がぎゅうぎゅう締め付けられてきます。掻き出されそうになったときには、あんなに必死に胎盤にしがみついていたのに、痛くて、痛くて、今度は出るのがいやになってきました。生まれていけば、また、身体に入って困難を乗り越えて行かなければならないことがわかっているからです。それで、怖気づいているのです。一方で、生まれなくてなならないことも、自分でちゃんとわかっていました。「私が生まれるのは、みんなが知らないことを教えてあげるため。どうやったら楽しく、やりたいことをやれるか。自分の気持ちを抑えたり、他の人の気持ちを考えたりしないで、どうやったら自由に自分らしく生きられるか。それを伝えるのが私の仕事。そのために挑戦と困難を一杯用意したんだった。ただ、楽しい事をするだけではなく、苦しむことも必要だから。自分が苦しんで初めて、人に苦しまない方法を教えられるから」

そうやって、自分の使命を再びはっきりさせて、私は、「えいっ!」と生まれてきたのでした。生まれた直後は、ものすごい不快感でした。乱暴にゴシゴシ拭かれるし、寒いし、痛いしで、げんなりです。わがままで頑固で言うこと聞かないという面倒くさいエゴを選び、もう一度肉体を持って、激しい感情ともう一度闘わなければいけない。まったく、大変な人生です。今回で生まれ変わりを最後にするつもりなのか、とにかく、課題は盛りだくさん。達成すべき目標も、とてつもなく、大きなテーマのようでした。「でも、今回はそれが必要。とにかく今回はちゃんとやらないと。自分で選んだんだから。私はいつも守られている。逃げないで、いつも心をオープンにしていれば大丈夫」 そう覚悟して、私は新しい人生を始めたのでした。そして、ハイヤーセルフからのメッセージ。「今向いている方向は間違っていないし、今回のテーマはもう、7割クリアしたから、大丈夫」いつものように、温かく愛の溢れるメッセージでした。

セッションの後、父と話す機会がありました。母は私が7歳のときに他界しています。母は胃がんの手術をした後に私を妊娠し、母体が心配だからと堕胎手術を受けたのでした。しかし、私はお腹に残っていてどんどん成長してしまったのです。お医者さんも父も母もびっくりし、お医者さんには「頭の半分はないかもしれないし、手足もどういう風になっているかわからない。覚悟してください」と宣告されたとのことでした。でも、私は五体満足に生まれました。母はこの世に私を送り出す役割を終えて、あちらに戻って行きました。今、父にも母にも、こうして生まれたことにも、心から感謝しています。そして、そこまでして生まれてきたのですから、逃げずに課題をクリアして、使命を果たす覚悟もできました。

中野さん、ありがとうございました。また、いっそう、明るい光が見えてきました。

胎児期退行は何故生まれてきたのか、何をする為にこの世に生まれてきたのかを思い出すことが出来るセッションです。そして赤ちゃんだった自分がどんな気持ちで生まれてきたかを思い出す事はとても貴重な体験となります。男性の方ももちろんですが、いずれはお母さんになる事を考えていらっしゃる女性の方には是非体験していただきたいセッションです。(由紀子)

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